貴婦人を救え!pt.3(完)
思い出した時に更新するこのはてなブログ。
同じくすっかり存在を忘れてたZ32。なんとなくやる気が出てきたのでちゃっちゃと完成させます。
前回パーツ(正体はドア)を無くしたと言ってましたが、ジャンク箱の中から同じように製作途中でライトパーツを失くしサフェだけ適当に入れてたZ32を見つけたので合体し研磨→サフェ入れ直し。
色入れ。タミヤカラーのマイカレッドです。想像してたのとちょっと違う色になったけど良い感じですね。Z32の純正カラーにもこんな感じの赤あった気がします。
クリアを塗った後ガンダムマーカーでTバールーフ部分を塗って完成です。
本当はマスキングしてスプレーで塗り分けるつもりだったのですが1回マスキングした時に塗膜が剥がれ完全にトラウマになった為ガンダムマーカーで塗りました…。
今回はあくまで「トミカのレストア」がテーマなので細部塗装はしませんでした。めんどくさかった訳じゃありません、決して(笑)
ジャンクで100〜300円。美品でも2000円もあれば買えちゃうので、レストアする意味はあんまり無いんですけど、まあ掛けた手間と思い入れはプライスレスってことで。
やっぱりZ32はカッコいいですね。今の車には絶対できない薄いノーズを持ったスタイリング。素敵です。
それでは。
"MATCHBOX" SERIES No.41 FORD G.T.
お久しぶりですまるたです。
すっかり忘れてましたこのブログ。思い出した記念に書いておこうと思います。
今回のお題はまたもやリサイクルショップで見つけてきたゴミミニカーシリーズです。シリーズ?って思った方はこちら!(隙あらば宣伝)ギンギラギンにサイバーチック - 丸太小屋
マッチボックスのフォードGT40です。
マッチボックスには今でもGT40のラインナップがありますが、これはどうやら1960年代の物らしいです。
Superfastと呼ばれるシリーズ物で、同僚にはマスタングやカプリ、ロータスヨーロッパが居たようで、またホットウィールのぐるぐる回るアレ(名前が分からない)みたいなのも売られてたらしいです。ちなみにこの頃のマッチボックス社はかなりホットウィール社に対抗意識を燃やしていたらしく素っ頓狂なデザインとか色合いとか採用してたらしいです。それでファンが怒って後の経営破綻に繋がったとか。深夜アニメっぽいですね。
ボディの具合やあっちこっちに向いてしまったタイヤから察するにこのGT40は何世代にも渡って遊ばれてきたミニカーっぽいです。
個人的にミニカーは飾って愛でるよりも子供にガンガン遊ばれてる方がミニカーとしては本望なんじゃないか。って思うのでこういうボロボロなミニカーを見ると嬉しくなりますね。(無傷のミニカーを大量に飾りながら)
イングランド製。
先述した通りマッチボックス社は経営破綻に陥った後ブランドが中国だったりアメリカだったりの企業に買われたり売られたりしているので製造国がイングランド、中国、タイ、ブルガリアなどなど沢山あります。
ミニカーを探す時は車種だとかメーカーで見るのも良いですけれどこういった製造国に注目してみるのも面白いかもしれませんね。
緑シャシーなんていうのは今のミニカーじゃ中々見ないので新鮮です。実際このGT40を買う決め手となったのはこの色です。
このGT40、リサイクルショップのジャンクコーナで110円で回収してきた物ですが、海外の通販サイトでは4500円くらいで取引されてたりしてビックリしました。
マッチボックス社がホットウィール社に真っ向勝負を挑んだ時に産まれたSuperfastシリーズ。当時こそウケませんでしたが、今ではこうして高値が付いたり、2019年にはシリーズ50周年のお祝いをしたりとなんだかんだ受け入れられているみたいです。
こうやって何気なく手に取った1台から歴史を紐解いていくことが出来るのも、ミニカーの魅力ですね。
こいつには出身地から遠く離れた日本の飾り棚で余生を過ごして貰おうと思います。
それでは。
前回まで連載していたZは不慮の事故でパーツが一部無くなってしまい絶賛放置中です。とはいえなんとかなりそうではあるのでなんとかしたいと思います…。
貴婦人を救え!pt.2
梅雨明けそうですね!まるたです。
今回はZ32編第二弾、塗装編前半です。
トミカを塗装するには大きく分けて
①下処理
②下地1
③下地2
④本塗り
⑤仕上げ
の5段階に分かれます。前回やった剥離が①の下処理の部分ですね。
それに加えて600番のペーパーで軽く足付けをしておきます。
アフターの写真のみなのはボディをペーパー掛けしてる途中でこのブログの存在を思い出したからです……申し訳ございません。
ちなみに使った耐水ペーパーが安物のせいかなんなのか、使ってるうちにめちゃくちゃボロボロになっていってしまい、このサイズを磨くのにほぼまる一枚使いました。
これで下処理は終わり。次は下地その1に入ります。
使用するのは先ほどの写真にも映っているプライマーと呼ばれるモノ。簡単に言うと金属と塗料の密着を良くする物です。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.61 メタルプライマー 87061
- 発売日: 2002/03/26
- メディア: おもちゃ&ホビー
これをビャビャッと吹いていきます。
トミカサイズだとどこのご家庭にも必ずひとつはあるタミヤのベーシックパテの箱がピッタリですね。
プラモデル 工具 タミヤ (ITEM 87053) タミヤパテ(ベーシックタイプ)
- メディア: おもちゃ&ホビー
あ、これはプライマーのみならず全ての缶スプレーに言えるのですが、有機溶剤が含まれていて人体に有毒ですので、塗装する際は必ず防毒スプレーを使用しましょう。付けててもクッサイですけど付けないよりはマシです。
今一般で流通してる塗料とかで体調不良になることはまず無いらしいですが、まあ備えといて憂いはありません。高い物でも無いですし買っておきましょう。
3M Vフレックス 防じんマスク 9105JS-DS2 スモールサイズ 20枚入り 国家検定合格品
- メディア: Tools & Hardware
プライマーを塗って3時間ほど乾燥させたら今度は下地2、サーフェーサーです。
サーフェーサーは下地らしい下地というか、皆さんがパッと想像する下地の処理をしてくれます。表面の傷を埋めたりとか、塗装のノリをよくしたりとか、上塗りの発色を良くしたりとか。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.64 ファインサーフェイサー L (ライトグレイ) 87064
- 発売日: 2003/09/17
- メディア: おもちゃ&ホビー
これもプライマーと同じ要領で塗って……
あっ…
やってしまいました
塗ってる最中にどっかにぶつけてしまったようで、Cピラーのサーフェーサーが欠けてしまいました。こうなるともう一回削って、面を慣らしてまた塗るしかありません。ここで焦って厚塗りして誤魔化そうとすると、垂れたりして更に酷い結果になります。経験談
こんなところで本日は時間切れ。pt.3に続きます。
それでは。
貴婦人を救え!pt.1
雨ですね。まるたです。
まぁこれを書いてる今は晴れ間なんですけどね〜。
さてさて、今回はこちらのトミカ、日産フェアレディZ(Z32)をレストアしていこうと思います。
ででん。ヤフオクで300円くらいでした確か。
早速カシメを揉んで4枚下ろしに。
カシメを揉むという行為をするのがウン年ぶりなのと、家の電動ドリルがポンコツなのが重なってここまで来るのに30分くらいかかりました(汗)
ちなみに揉んでる時に気付いたのですが、これがなんと日本製でした。一瞬勿体なさに分解するのを止めようかとも思ったんですが「別にええか…」となりバラバラにしました。
ボディ以外は中性洗剤で丸洗いし、ボディは剥離剤漬けに。プライバシー保護をしたら何がなんだか分からなくなったの図。剥離剤は有機溶剤なので使用する際は必ず保護マスクと手袋を着用しましょう!
ボディの剥離を待ってる間にガラスを綺麗にしちゃいましょう。まずは2000番の耐水ペーパーで削って。
3000番のコンパウンドで磨いて。
7500番と9800番のコンパウンドでも磨いたんですが写真を撮り忘れました(アホ)。
ちなみにこの後塗装を剥いたのですが、剥離剤がちゃんと浸透してなかったのと風呂に入る前にやっちゃおうという焦りでイマイチ剥がしきれなかったのでもう一回剥離剤をぶっかけました。
と、言ったところで今回はおしまいです。このZは後は普通に塗り直すだけなので次回はそこの更新になると思います。
それでは。
ギンギラギンにサイバーチック
7月ですね。どうもまるたです。
先日友達とリサイクルショップ巡りをしていたら面白いものを見つけました。
じゃーん。WILL サイファのメッキトミカです。ジャンクコーナーの箱に放り投げられていました。
メッキトミカは様々なキャンペーンで作られていて(デパートの特別車とか、懸賞の景品とか)、このサイファくんはおそらく過去のトミカ博のアトラクションの景品かな…?詳しくは不明ですが。
実は自分は今までメッキトミカというものを持っておらず、初めて我が家にお迎えするメッキトミカとなりました。
50円で息絶え絶えなトミカたちの中に埋もれていた割には状態も良かったので、どうせなら磨いてみることにしました。
使用するのはソフト99のコンパウンドの9800番!7500番と3000番も持っているのですが、塗装が剥がれるのをビビって9800番のみで磨くことにしました。
こんな感じに適量つけて、綿棒の先っちょで力をかけすぎないように磨いていきます。
こんな風にトミカに触れていると、このトミカはこれまでどのような人生…もといトミカ生を歩んでいたのか、思いを馳せずにはいられません。
トミカ博の景品だからやっぱり子供のところに居たのかな?でもあんまり遊ばれた形跡が無いから割と大事にされていたのかな?でも、オーナーの子供も大人になって、あんなリサイクルショップのカゴの中に入れられてしまったのかな?なーんて。
お気づきかも知れませんがトイストーリーを観ると感情移入タイプです(笑)
ある程度綿棒で磨ききったらティッシュで乾拭きします。
じゃじゃーん。写真じゃわかりにくいですがかなりつやつやすべすべになりました。
綿棒の反対側に水をつけて、筋に入ったコンパウンドを取ってあげたら……。
磨き終わりました!
いや分かりにくいですね……。そしてやっぱり長いリサイクルショップ暮らしでついたスクラッチ跡は落とせませんでしたね。まあ僕は満足したのでいいでしょう(笑)
こういう掘り出し物があるからリサイクルショップ巡りはやめられないんですよねー。という訳でメッキサイファくんにはしばらく我が家で暮らしてもらうことにします。少なくともジャンクコーナーよりは住み心地いいでしょう。
それでは
春休み最終週とスリー・グッド・シングス
みなさまこんにちは。まるたです。
皆さまは 「スリー・グッド・シングス」 というものをご存知ですか?夜寝る前に3つ、その日あった「良いこと」を書き止めるものです。
これをする事によってなんでも幸福感が上がり、ストレス耐性が付くのだそう。
長い自粛生活で幸福がどんどん抜けていき、ストレスも溜まり気味だったのでさっそくじっせんしてみることにしました!
5/23(日)
・10時まで寝れた
→疲れてると逆に早起きしちゃう気があるんだけど、今日はすごいぐっすり寝れたし色々夢も見れた。リラックス出来てるのかな?
・銀座アスターのお惣菜が美味しかった
→駅地下のスーパーで銀座アスターの出店があったから寄っていろいろ買ってみたら全部美味しかった。特にエビ焼売のエビがぷりっぷりで幸せだった。
・久しぶりに青空を見た
→ここ最近曇りだったり雨続きで気分が上がらなかったんだけど、夕方に突然晴れ出して久しぶりに青空の姿を見ることができた。ベランダに出て電子タバコを吸いながら伸びをしたら、身体の中にあった鬱屈とした気持ちがどっか行った。
5/24(土)
・朝ご飯のホットドッグが美味しかった
→昨日お惣菜と一緒に買ったパン屋さんのホットドッグを朝ご飯に。ソーセージがちゃんと太くて食べ応えあって美味しかった。
・髪を切った
→月一の散髪にいつもの美容院に行った。こんなご時世だけど美容院は賑わっていて、不謹慎かもしれないけど少し安心した。
・スタバのアイスコーヒーが美味しかった
→美容院帰りに暑いからスタバに寄った。コールドブリューを飲もうと思ってたけどいざレジに行ったら品切れの文字。普通にアイスコーヒーにしたけど美味しかった。
5/25(月)
・からあげクンが美味しかった
→僕は三度の飯よりからあげクンが好きなんだけど、最近全然食べれてなかったんだよね。たまたま昼を買いにローソンに行ったから久しぶりに買って食べたんだけど、相変わらず美味しくて幸せだった。メインで買った和風パスタはイマイチだった。
・家のインターホンが治った
→半月くらい前にインターホンが壊れて「ピンポーン」じゃなくて「ピン…」としか言わなくなっちゃってたんだけど、今日やっと業者の人が来て直してくれた。ついでに音量も最大にしてもらった。
・バイクにつけるUSB電源が届いた
→前からウーバーをやってると、ウーバーのアプリとGoogleマップのせいですぐスマホの充電が無くなっちゃうのが気がかりで、AmazonでUSB電源を買った。取り付けは近いうちにやる。
5/26(火)
・ウーパーで迷子になっていたら近所のおじさんが助けてくれた
→ウーバーあるあるで「ナビの指示通りに向かったら家の真裏に案内された」があるんですけど、今日まんまとそれに遭遇。右往左往してたら向かいの家のおじさんが「そのマンションなら向こうの道が入り口だよ!」と親切にも教えてくれた。人ってあったけぇ…。
・制服女子に遭遇
→通報しないでください
ここ最近のご時世のおかげで学校もなく、すっかり制服を着た学生さんを見かけなくなってたけど、今日久しぶりに見た。制服好きとしてはテンションが上がったし、やっぱり学生さんがいる町はなんか良いね。
・夜風が気持ちいい
→現在進行形で夜風に当たってるんだけど、蒸し暑い部屋の中から出てくるととっても気持ちいい。実は夜景を眺めるの結構好き。
5/27(水)
・久しぶりに走ったらスッキリした
→自粛期間中の趣味としてランニングを始めたんだけど、最近雨やらなんやらで走ってなかった。今日久しぶりに走ったら凄い汗かいたし疲れたけど、気持ちがすごいスッキリした。適度な運動、大事。
・Tシャツが届いた
→半月くらい前に買ったサトシオモータースさんのシティ×モトコンポTシャツが届いたわーい!早速来て夕飯食いに行こうと思ったら休みだった。
・アスターの海老焼売リターンズ
→親父が仕事終わりに駅地下のスーパーに寄ったら日曜のアスターの出店がまだやってたらしく、海老焼売を買ってきてもらった。やっぱり美味しかった。チャーハンもきになるところ。
5/28(木)
・耳鼻科の通院が終わった
→通院って言っても大事じゃなくて、耳掻きすぎて耳の穴の中が炎症を起こしたからワセリンを塗りに行ってもらってただけなんだけどね。それでももう病院行かなくていいのは楽で助かる。
・近所のご飯屋さんに行けた
→前日にやってなかったご飯屋さんに今日は行けた。マスターの顔を久しぶりに見れて、料理を久しぶりに食べれて幸せだった。お酒も飲んだ。
・麻雀で役満と三倍満をアガった
→定期的に中学時代の友達とやる麻雀で珍しく役満(緑一色)をアガった。役満って、男の子だよな…。
5/29(金)
・お昼に食べたパスタが美味しかった
→近所のパスタ屋さんで食べたアサリパスタが美味しかった。ジンジャーとガーリックの二種類から選べて、凄く悩んだ上ジンジャーにしたんだけど、ジンジャーで正解だったのでは?と思った。答え合わせをするために今度はガーリックを食べに来よう。
・ブルーインパルスの都心飛行を見れた
→医療従事者の方々への感謝のために都心上空を飛んだブルーインパルスの姿をパスタ屋からの帰りに見ることができた。自分は戦闘機に明るい訳では無いが、青空をバックに悠々と、かつ堂々と飛ぶ姿には強く惹かれた。
・天気の子を見返した
→父さんがレンタルしてきた天気の子のBDを見た。「世界の理を崩してでも、君が欲しい」と思える人に出会いたいし、思われたいものですね……。
新海誠は神。
5/30(土)
・推しの夢を見た
→出キモですまん。
推しであるところの芹澤優さんが夢に出てきた。内容はあんまり覚えてないけどとにかく幸せだった。今日は一日セリコのソロ曲を聴いて過ごした。
・カブを磨いた
→タッチペンとSOFT99のコンパウンドセットと#2000の紙やすりを使って外装を磨いた。タッチペンはしばらく置かないと乾燥しなさそう。というか隠蔽力が低すぎてタッチペンの機能を果たしてない気が……。カブの明日はどっちだ?
・記憶にございません!を見た
→親父がレンタルしてきた奴第二弾。
ディーンフジオカは絶対黒幕だと思ってたけど良いイケメンだったし小池栄子はどんどんはっちゃけていって可愛かったし佐藤浩市は相変わらずの渋イケだったし飯尾は草だった。
三谷幸喜は神。
5/31(日)
・友達が誕生日だった
→誕生日プレゼントにピアスをあげることにしました。めでたい。
・カブにUSB電源をつけた
→友達に配線を作ってもらってウィンカーリレーからプラスを取る形でUSB電源を付けた。ちゃんとキーONで電源が来るようになってこれで快適マシンになった。
・過ごしやすかった
→久しぶりに涼しくて過ごしやすくて一日中気分よかった。雨には降られたけど。
と言うわけで、1週間分のスリー・グッド・シングスを書きました!
やってみた感想としては、自分、ほぼ毎日食べ物について書いてるなぁ…と。笑
でもこれは自分が食べることが好きと言う性格の現れであり、今後ストレスが溜まったりしたら食べることで解消できるかもしれないと言う気づきですね。太るじゃん
それと、毎日こうやって寝る前に1日を振り返ることで記憶の整理も付きますし、なんだかスッキリと寝られる気がしました!
皆さまも寝る前の数分間、その日の良かった事を思い出してみませんか?
それでは
まるた的、東京。
雑誌『Popeye』5月号、「東京物語」を読んでいて、自分にとっての東京って、なんだろうとふと思ったので、ここに纏めます。
僕にとって東京というのは、ズバリ『ホーム』です。世田谷に生まれ、20年間ずっと東京で過ごしてきました。遊び場といえばもっぱら渋谷ですし、父親に連れられて銀座や浅草なんかに足を運んだことも数え切れないほど。オタクの友達と遊ぶとなれば決まって秋葉原。東京という狭い「箱庭」の中で、沢山の思い出を作ってきました。
地方から高速道路を使って帰ってきて、背が高いビルや青看板で空が狭い感じを見ると、「ああ、帰ってきたな」と無性に思うのも、ホーム感なのでしょうね。
渋谷は行くたび行くたびに新しい表情を見せてくれます。誰と行くか、いつ行くか。というのも大切ですが。高校生まではただアニメイトに行き、アニメや声優さんのCDを買う街、という表情でしかありませんでしたが、20歳になり、少しずつファッションや文化というものに興味を持ち始めた途端、また新しい表情を見せてくれました。
例えば美竹通りと明治通りの交差点にある「DIESEL」に勇気を出して踏み入れ、良いなと思ったジャケットの値段に打ちひしがれたり、駅南口の近くにある「グランディベース東京」でベース探しする友達を横目に、弾けもしない楽器に想いを馳せたり。などなど。
しばしば「新しい世界を見たい」と言って県外や、はたまた海外に出る人を見かけます。それは確かに良い事だと思いますが、僕にとってはまだまだ渋谷ですら、新しい世界なのです。飲み屋だってまだ開拓出来ていないし、気になる洋服店にだって入れてない。何気なくスルーする雑居ビルには新しい出会いが待っているかも知れない。そんなワクワクと、ちょっとしたスリルに満ちている東京。けれど、一呼吸置いて、街のリズムに身を任せれば、とても心が落ち着く事に気づきます。
狭くて、雑多で、煩くて、さまざまな情報と想いが渦巻く東京が、とてもとても、心地良いのです。
就職したら僕は恐らく、この東京を離れます。けれど、東京のホーム感は忘れずに、また違うアプローチで、東京と付き合っていきたいと思います。
東京って、良いなぁ。